こんにちは。大阪支店のFTです。
私はここ10年近く、様々な業界の企業の方々を海外の見本市視察ツアーにご案内してきました。
世界最大の医療機器見本市である『MEDICA』、太陽光発電システムの見本市である『SOLAE POWER』、
クリーニング機械資材展の『CLEAN SHOW』etc..
数えればきりがないのですが、今回は「海外見本市視察に行く意義」について私の感じたことをお話したいと思います。
まずは、最新の情報や製品を知ることにより、他社動向や最近のトレンドを知るという事だけに留まらず、
ご自身の会社に関連する商品の新たなる切り口や販売方法、斬新なアイデアを生み出すきっかけになることです。
見本市は、様々な趣向を凝らした、言わば 業界のテーマパーク、文化祭 なのです。
「偵察」だけならネット上でもある程度の情報は入りますが、業界の全体像とトレンドを肌で感じるのは現場に行くのが一番なのです。
次に、見本市が開催されている国の現地視察をする事は、想像以上に意義があります。
いくらトランプ氏が大統領になったからと言って、世の中のグローバル化はもはや避けて通れないところまで来ています。
現地のスタンダードが、日本では革新的な事かもしれませんし、その逆もあるでしょう。
この現地を自分の目で見て、意見交換するという事がどれほどの価値を生むかというのは、
視察を終えた皆様の顔を見れば一目瞭然です。
また、見本市先では各国からの関係者が集結するということです。
様々な国の取引先をひとつひとつ訪問するのは、本当に大変ですが展示会ではまとめてポイントとなる人物と
アポイントを取ることができます。
最後に、海外に1週間共に旅することの意義です。
会社の同僚はもちろん、業界団体のツアーで同業他社の方々と1週間寝食を共にすると、
業界の将来など話は尽きず、帰国してからの ”財産” となるのは間違いないです。
現在安全面からの配慮から不要不急の海外視察を控える企業もあるのは事実です。
危険を冒してまで行く必要はないですが、世界各国には、まだまだ大きなビジネスチャンスが転がっています。
視察がきっかけで、将来自社の商品やサービスを逆に世界の見本市で出展することになるかもしれません。
世界に目を向けることは大それたことではないのです。
まずは、その一歩を踏み出してみませんか?
大阪支店 FT